北海道新幹線のトンネル工事で排出される「有害掘削土から手稲の水と安全・健康を守る会」が情報提供・交換を目的に発信しています。 このHPはJIMDOの無料版(制限:500MB)を使用していますが、容量が制限ギリギリになっています。そのため過去の情報等を整理しながら運用しています。ご了承ください。 更新 2022/5/28(土) 07:00
こんどは「鉛」!
建設中の北海道新幹線渡島トンネルで土砂流入…
Lespose 2022/3/22
https://response.jp/article/2022/03/22/355441.html
独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構(鉄道・運輸機構)は3月22日、北海道新幹線渡島トンネルの台場山工区で土砂流入が発生したと発表した。
同トンネルは新函館北斗~新八雲(仮称)間に建設されている長大トンネルで全長は32.675km。貫通すれば、国内の陸上鉄道トンネルでは東北新幹線の八甲田トンネルを抜き1位の長さとなる。
土砂流入が発生した箇所は、全長3.5kmの台場山工区のうち新函館北斗方となる新青森起点156.174kmの地点で、北海道北斗市中山地内の山林、地下約50mに位置する。3月17日3時20分頃に掘削面右上から大量の湧水が坑内に流入。
3月18日13時頃には土砂の流入が始まり土嚢が設置された。3月22日9時時点で累計約340立方mの土砂が流入しており、小康状態に入っているが、工事の中断は続いている。幸い怪我人はなく、ドローンによる調査の結果、現時点で地表面に変化がないことが確認されているが、今後の状況によっては影響が懸念されるという。
◇3/11(金)午後、「手稲西小学校の通学路を考える会」が札幌市総合交通政策調査特別委員会に『北海道新幹線札樽トンネル(星置)工事に伴う手稲西小学校の通学路の安全対策について』陳情しました。
陳情の要旨は「手稲西小の児童を登下校時の悲惨な交通事故から守ることを目的として、札幌市ならびに札幌市教育委員会は鉄道運輸機構と協議し、北海道新幹線札樽トンネル(星置)から発生する要対策土の運搬車両の専用の仮設道路を工事ヤードから札樽自動車道金山パーキングエリア(上り)の間に設置する」ことの要望です。
委員会は5議員の質問・意見後に継続審議になりましたが、委員会での札幌市(新幹線推進室)の答弁は「安全性には充分考慮している」「(仮設道路を設置するには)2~3年もかかる」とか、残念ながら極めて消極的な姿勢でした。
◇2021/12/15(水)
金山も山口も…地域住民が納得しないまま新幹線トンネルの工事や有害土埋立の工事が進んでいます。
鉄道運輸機構はそれが「仕事」だとしても、札幌市はその「仕事」を市民の安心・安全の立場から、しっかりとチエックする立場のはず。しかし、札幌市の担当窓口は「新幹線推進室」。「推進」なんです。
「見切り発車はしない」と言っていたはずの札幌市長ですが、既に工事は「発車」しています。「発射」されたのです。(下の写真:左は「星置工区」の進入禁止道、右は「山口受入地」の工事状況)
↑「北海道新聞2019/12/1の異聞風聞」です。1年3月たっても、何ら変わっていません。有害掘削土に対する不安、鉄道運輸機構・札幌市に対する不信感は処分予定候補地の周辺住民はみんな同じです
【鉄道運輸機構】
・丁寧な説明を尽くしてまいります。
【札幌市】
(同様の姿勢)
【住 民】
・札幌市はどうして私たちを守ってくれないか。
【国土交通省マニュアルなど】
・~山中に眠っていたものがトンネル工事で掘り出され、運ばれた先で地下水に溶けだしたり、飛び散ったりして口に入ると、健康被害をおこす恐れがある。(摂取の量と期間による)
【住 民】人間にとっての毒。
【鉄道運輸機構】
・掘削土を遮水シートで囲うとか~大丈夫と確信している。
【住 民】
・機構の言葉は信じられない。
・(八雲町では)粉塵がまき散らされ、土を沈殿させるための池から濁水があふれ出たり、川に未処理の水が流されたりした疑いがある。このままだと取り返しがつかない汚染が広がる。
※流域の自然を考えるネットワーク
http://protectingecology.org/report/category/shinkansen
【道新特別編集委員】
・機構によると、その受け入れ地探しが難渋することは織り込み済み。結果的に住民の反対を押し切るシナリオもあるらしい。
・「公共事業とは、そういうもの」と今回の取材で何度か聞かされた。しかしそろそろ、国策のために「誰か」を犠牲にすることをやめないか。
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1/18(土)、稲穂ロータスさんの地域交流スペースをお借りして開いた説明会の動画です。(午前94名、午後48名参加)
▷2020/1/18 手稲ロータス
▷2020/1/25 金山会館
Kさんが1/25の説明会の内容をまとめてくれています。 ⇒ ココ
☆なぜ、こんな所が候補地に?
地域にお住まいの方が動画を作ってくれました。
https://youtu.be/iPG5aCcRmKE
(2019/11/15)
☆enahaさんが「note」に金山問題を投稿しています。とっても整理された「覚書」(enahaさん)になっています。
ご参照ください。(下の写真クリック)
候補地 金山の採石場跡地と周辺 (←ココクリック)
北海道新幹線のトンネルから出る有害土を埋める候補地(鉄道運輸機構の資料)ですが、随分、山の中にあるように見えます。
でも、グーグルマップ(写真)をドローンのようにして見ると、候補地の真下に宮町浄水場、病院、高齢者福祉施設、小・中学校・・・そして、金山・稲穂・星置の住宅街が拡がります。
地元住民にとっては頭の上に「汚染土」が「永久」に埋まるのです。
この一帯の地域が、「候補地に積みあげられる有害土や運搬するダンプから舞い上がる粉塵」で苦しみ、処理水が「稲穂川-濁川-新川-石狩湾」周辺を汚染する可能性があります。
※パソコンでは「Ctrlキー」を押しながら「マウスを動かす」と見る角度が変わります(好きな角度を決めてマウス動かすとドローンで見ている感じで、候補地が急斜面の上にあることがわかります)